日頃の日記を~


by o-ka-yu
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連隊の娘

作曲 1839年~40年
初演 1840年2月11日、オペラ・コミーク座(パリ)
台本 ド・サン・ジョルジョおよびベイヤールによるイタリア語
構成 2幕
登場人物 ベルケンフィールド侯爵夫人(S)
スルピーツィオ(B):軍曹
トーニオ(T):スイスの若者
マリーア(S):酒保の娘


STORIA

第1幕 スイスの村はずれの小高い丘
 遠くから大砲の音が聞こえ、村人たちは味方が勝つようにと祈りながら心配して戦況を山の上から見ている。戦争のために足止めされたベルケンフィールド侯爵夫人もオルテンシオを供に連れ、やはり戦況を見守っている。村人が一人麓から駆け上がり、敵軍は退去したと告げる。人々は喜び各々の家路に着き、侯爵夫人も奥にある山小屋に入る。そこに敵を打ち破ったスルピーツィオ軍曹がやって来て、反対側からやってきたマリーアに出会う。マリーアは昔戦場で拾われ連隊の者が面倒をみて育て、今は美しい娘となって酒保で働いているのであった。二人は勇敢な連隊を讃えて二重唱『戦場で生まれ Apparvi alla luce sul campo』を高らかに歌う。二人がその場を立ち去ると、スイスの青年トーニオがこの辺りにマリーアはいないだろうかと捜しに来る。彼は軍人にならねばマリーアの心を得られないだろうかと悩み、また彼女を捜しに立ち去る。再びスルピーツィオとマリーアが話しながら戻って来る。彼女はさっきと変わって浮かぬ顔をしているので、軍曹が訳を訊くと、マリーアはある日命を助けてくれたスイスの青年を愛してしまったのだと打ち明ける。その時兵隊たちが陣営の周りをうろついていたトーニオをスパイかと疑い連れて来る。マリーアはその青年が崖から落ちるところを救ってくれた若者だと気付き、スパイ容疑で死刑にしようとする兵士たちに命の恩人だから助けてと願う。マリーアの言葉に、すぐ兵士たちは彼を友人扱いにして挨拶を交わす。スルピーツィオはマリーアに『連隊の歌 Ah! Lo dice ognun』を歌わせる。兵隊たちはトーニオを連れて隊に戻って行く。二人で話したかったのにとマリーアがつまらなそうにしていると、すぐにトーニオがそこに戻って来て彼女に愛を打ち明ける。マリーアは喜び、二人は愛の二重唱『あの一瞬から Da quell' istante』を歌う。スルピーツィオが戻ってくるのでトーニオは結婚しようと言い残して立ち去る。そこにベルケンフィールド公爵がやって来てスルピーツィオと話しているうちに、マリーアは実は夫人の姪であることがわかり、夫人はマリーアをパリに連れて行くことにし、マリーアもそれに同意する。軍隊が戻って来て、小太鼓を叩き『ラタプラン Rataplan』を合唱する。トーニオはマリーアの父たるこの連隊に志願して入り、皆にマリーアとの結婚を許してくださいと願う、アリア『友よ今日は楽い日 Amici miei, che allegro giorno!』初めしぶっていた連隊の兵どももマリーアが彼を愛していると聞いてしぶしぶ許す。しかし事態は一変してマリーアはパリに行かざるを得なくなり皆にお別れを言いに来る、アリア『さようなら Convien partir』。兵隊になってしまったためにパリにはついて行けないと嘆くトーニオ、別れを惜しむ兵隊たちを後にマリーアは去っていく。
第2幕 ベルケンフィールド侯爵夫人の大邸宅
 チロル風の舞曲が間奏曲風に奏せられてから幕があく。マリーアはぎこちなくメヌエットの踊りを習っている。負傷したスルピーツィオは退役してこの家の執事となっている。彼は彼女がいやいや倣っているのを見て同情していると、侯爵夫人が帰ってきて今度は夫人自らピアノに向かい、マリーアに歌のレッスンを始める。しかしマリーアは途中からスルピーツィオを声を合わせて『ラタプラン』と連隊の歌を歌い出し、夫人は呆れて部屋を出て行く。マリーアは淋しげに昔の生活を懐かしみ歌う、アリア、『お金も地位も、心は変えられないわ La ricchezze ed il grado fastoso non mi possono il core cangiar』。そこに擲弾兵の小太鼓が聞こえ兵士たちがやって来るので彼女は嬉しさにフランス万歳と叫ぶ。スルピーツィオも出てきて懐かしげに一人一人に挨拶する。最後に大尉に昇進し立派になったトーニオが現われる。そこにオルテンシオがやって来るが兵隊たちに部屋から連れ出されてしまう。もこった三人は昔の三人が揃ったと喜び三重唱を歌う。そこに現われた侯爵夫人にマリーアはトーニオを恥ずかしそうに私の恋人ですと紹介すると、夫人はとんでもないマリーアはクラーケントロプ公爵と結婚するのですときつく言い、彼に出て行けという。トーニオは泣いているマリーアに「必ず君を僕の花嫁にするよ」と言い、出て行く。夫人はマリーアを部屋から退かせ、スルピーツィオに一枚の紙を見せる。そこにはマリーアが実は侯爵夫人が若い時、彼女の恋人との間にできた子供だったということが書かれてあった。彼はそれでは仕方がない、マリーアに侯爵との結婚を説得しましょうと出て行く。やがてクラーケントロプ公爵夫人が現われ、花嫁が来るのが遅いのを怒っている。公証人が花嫁のサインを求める。そこに急にマリーアが飛び込んできてベルケンフィールド侯爵夫人に「お母さん」と抱きつき、どうしてもサインしなければならないのと訊く。その時トーニオが擲弾兵の一隊を引き連れて乗り込んで来て、彼女の意思を尊重せよと迫る。マリーアは皆の好意に感謝しながらも、母親の気持ちを汲んでサインしようとする。それを見かねて侯爵夫人は彼女の手を止め、お前の選んだ人と結婚しなさいとトーニオを指す。二人は喜んで抱き合い、皆の喜びのうちに幕となる。
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by o-ka-yu | 2007-02-25 18:53 | イタリア